

















羽田空港 第1ターミナルに新モデルを導入
2026 09 01
mobility : type_S950
カテゴリ : Project
9月1日、羽田空港 第1ターミナルの北サテライト施設で、自動走行モビリティ「iino」の新モデル「type-S950」の運用を
開始しました。
北サテライトへの連絡通路から29番ゲートまでを自動走行でご案内しています。
Living Flow
人の行き交う空間で、波にのせ、旅をつなぐ。
ここから、どこかへ。今から、これからへ。
場所をつなぎ、ときを重ね、想いをのせる。
「type-S950」は、流れをデザインするモビリティです。
人々が往来する通路を複数台が巡り、旅へ向かう人を搭乗ゲートまで運びます。
柔軟に、心地よく。
その場所に寄り添う、移動空間。
「空港」という流動性の高い環境にあわせて、旅立つときをデザインします。
場所から生まれるデザイン
S950のデザインは、ターミナル内の人の動きや寸法、そこに広がる風景や香りを起点に生まれています。
キャリーを持って足早に搭乗ゲートへ向かう人。家族や友人と旅立ち前のひとときを過ごす人。
木材をつかった美しい内装や、針葉樹の青さがたちのぼる、ターミナルの森の香り。
空間を構成する要素の一つひとつを読み解き、デザインへと変えていきます。
モビリティの横幅950mm。
これは「動く歩道」の横、幅員約4mの通路を、周囲の人と安全な距離を保ちながらiino同士がすれ違うことが
できる寸法です。
乗車データをもとに、需要のピークにも対応できるよう4人まで乗ることができる設計にしています。
幅広い年代の方に安心してご利用いただけるよう、立ち姿勢のまま身体を預けられるスペースと
ゆっくりと座れるシートを。
手すりの高さやカーブは細部まで微調整し、キャリーケースを持った人や小さなお子さまも安全に乗車いただける形に。
波うつような流線型のなめらかな木の外装とコンパクトなスケールが、空間と調和し、モビリティの圧迫感を軽減。
安心感と心地よさをもたらし、歩行者との共存性を高めています。
乗車スペースは、自然と目線が外へ向かうレイアウトに。
あたたかみのある木の内装や、大きく開いた窓の向こうに並ぶ、航空機が目に映ります。
森の香りに、モビリティからながれるサウンドが心地よく重なり、搭乗前の緊張感がゆっくりとほどけていく。
移動する時間そのものが、場所を感じるひとときに。
空港という空間から生まれた形は、その風景のひとつとなり、旅立つ人を次の場所へつないでいきます。
場所に寄り添う、運用設計
デザインが場所を起点につくられるのなら、運用もまた場所から設計されるものだと考えています。
日本の空の玄関口である羽田空港は、多様な人が利用し、常に変化する場所。
「いつも同じ」ではなく、状況にあわせて柔軟に対応できる移動サービスの構築を目指しています。
将来的には、フライト情報と連携した iino が走行ルートを変更し、利用者の移動動線に合わせて待機場所をシフト。
利用者を乗せ、目的のゲートへ自動で向かいます。
また、広い空港内の移動に不安がある方や、小さなお子さま連れの方、大きなお荷物をお持ちの方へも iino を配置し
スムーズな移動をサポート。
ターミナル全体の動きに呼応するように、モビリティの配置やルート、台数を変更し、そのとき、その場所に合った運用の
実現を目指しています。
移動のこれからを描いていく
場所から形をデザインし、運用を設計する。
モビリティの寸法や素材、座席のレイアウトやサウンドデザインに。
時速0.1キロ、走行ルート数センチまで調整する動き方に。
その空間を、一つひとつ織り込んでいく。
その豊かなプロセスに、移動の未来を描いていきたいと考えています。

